『むし歯のなりやすさ』の検査
唾液を調べると本当のむし歯の原因がわかります。
むし歯になる原因はひとつではありません。むし歯が出来やすい人・出来にくい人の違いは、むし歯リスクです。むし歯リスクとは、生活習慣(甘い物の取り方・ブラッシングの仕方など)、お口の中にいる細菌種類・歯の質や唾液の質などで大きく変わっていきます。まずは、どのくらいむし歯にかかりやすいのか、何が原因でかかりやすいのかを知ることが大切です。
唾液検査(サリバテスト)
患者さん一人ひとり異なるカリエスリスク(むし歯のなりやすさ)を評価する検査です。ミュータンス菌、ラクトバチラス菌、唾液分泌量(唾液分泌速度)、唾液の質(唾液緩衝能)がわかります。
唾液検査の結果説明を元にむし歯になる原因や、食べ物の嗜好・生活習慣について考え担当衛生士と解決策を見つけていきます。
1回 | 6,050円 |
唾液検査で調べる内容
唾液検査では、
- 虫歯のきっかけを作る菌の数(ミュータンス菌)
- 虫歯を進行させる菌の数(ラクトバシラス菌)
- 唾液の量
- 唾液の力
この4つの項目を検査することができます。
この検査結果を元にあなたが何が原因でむし歯になりやすいかを診断し、それに応じたホームケア用品や予防方法を担当衛生がご案内させて頂きます。
虫歯を治療することはとても簡単ですが、数年後そこからまた虫歯になりどんどん削る範囲が大きくなります。
重要なのは今後虫歯にならないように自分自身でリスクを把握し自ら予防をすることです。
今後虫歯の心配がない人生を送りませんか?

検査注意事項
- 検査前一時間以内の歯みがき、喫煙、飲食や5~6時間位以内の歯磨き粉や洗口液の使用は避けて下さい。
- 検査前1ヶ月以内に抗生物質などの薬を服用した場合は正確な検査結果が出ないので予約の変更をお願いします。
『歯周病菌の種類』の検査
当院では、歯周病の原因菌となるP.g菌をPCR方式で検出する装置”orcoa(オルコア)”を導入しています。
口腔内から採取したプラークから、わずか45分で歯周病の原因菌であるP.g菌を検出できます。
歯周病菌は口腔内だけでなく、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、肺炎、低体重児出産など全身のトラブル原因にもなっています。中でも、近年には認知症の方の脳からP.g菌が検出されたことも話題となっています。
簡単な検査を受けるだけで口腔内のP.g菌を数値化できるため、それに応じた治療やメインテナンス方法・予防法を考えることができると共に、お身体全体の健康を改善・維持することにつながります。
細菌検査(歯周病検査)
口腔細菌検査装置オルコアは歯周病の元となるp.g菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)を測定できるPCR装置です。
約45分で測定が可能です。18歳から検査を行います。
1回 | 3,850円 |
検査方法
- 専用のブラシを歯間に通し、プラークを採取します
- ブラシについたプラークを希釈し、1μℓ取り出します
- 検出容器に入れ、装置(orcoa)にセットします
- 装置のスイッチを入れ終了です

検査注意事項
検査当日は2時間前までに飲食・歯ブラシは済ませておいて下さい。また、抗生物質を服用した場合は1ヵ月間検査ができません。